貯蔵品とは

『貯蔵品』は、主に、事業に関わる商品・原材料以外の未使用物品を計上する際に使用する勘定科目です。

事業に関わる商品・原材料以外の未使用物品の貯蔵品は、金銭的な価値があるものと消耗品に分けられます。

金銭的な価値がある貯蔵品の具体例としては、郵便切手、収入印紙、回数券(交通機関当)、タクシーのチケット等が挙げられます。

消耗品である貯蔵品の具体例としては、事務用消耗品(文房具など)、包装材料(包装紙など)、見本品等が挙げられます。

消耗品である貯蔵品は、会計基準で『販売活動及び一般管理活動で消費する目的で保有する棚卸資産』と位置づけられてり、会計処理も、棚卸資産の会計基準の中で規定されています。

また貯蔵品勘定は、固定資産を除却して遊休状態になった場合に、その固定資産を計上する勘定科目としても使用されます。
【貯蔵品の3つの分類】
分類 具体例

消耗品である貯蔵品

・事務用消耗品
 (文房具など)
・包装材料(包装紙など)
・見本品等

金銭的な価値がある貯蔵品

・郵便切手
・収入印紙
・回数券(交通機関当)
・タクシーのチケット等

遊休資産である貯蔵品

・除却後の固定資産等
次のページでは、消耗品である貯蔵品の会計処理について具体的にご紹介します。