変額保険とは

【変額保険とは】

支払保険料の積立保険料部分を、保険会社が特別勘定を用いて投資信託などで運用し、その運用成果次第で保険金や解約返戻金が変動する保険商品。

※死亡保険については、最低保証が設けられ
 ている。

※有期型と終身型がある。
変額保険とは、保険契約者の支払う保険料を保険会社が運用し、運用次第で保険金や解約返戻金が変動する保険商品です。

変額保険の支払保険料には、危険保険料と付加保険料、及び積立保険料が含まれています。

この内、特別勘定で運用管理されるのは、積立保険料のみです。

運用先は、株式や債券、投資信託などです。

特別勘定はこの運用先別に、世界株式型特別勘定、日本株式型特別勘定、世界債券型特別勘定、日本債権型特別勘定等の種類があり、どの特別勘定で運用するかは、保険契約者が自ら選択することができます。

投資のリスクは、保険会社ではなく、保険契約者が負い、資産の運用成果によって支払われる保険金や解約返戻金が変動します。

ただし、生命保険本来の保証である死亡保険については、最低保証金額が設けられています。

変額保険には、その保証期間の違いにより、変額保険有期型と変額保険終身型があります。
【参考文献】
中村慈美・樋口翔太(2022)『企業の保険をめぐる税務/第1章1(7)』一般財団法人大蔵財務協会
次のページでは、変額保険の会計処理について具体的にご紹介します。