売買目的有価証券に分類される上場株式に関する項目の損益計算書上の表示

【売却損益】
 勘定科目   :有価証券売却損益、
         又は、有価証券運用損益
         で純額表示

 損益計算書区分:営業外収益、又は、
         営業外費用

【期末評価損益】
 勘定科目   :有価証券評価損益、
         又は、有価証券運用損益
         で純額表示

 損益計算書区分:営業外収益、又は、
         営業外費用

【受取配当金】
 勘定科目   :受取配当金

 損益計算書区分:営業外収益
売買目的有価証券の売却損益ついては、純額で損益計算書に表示します。

計上する勘定科目は、売却益の場合は『有価証券売却益』を、売却損の場合は『有価証券売却損』を使用します。

売買目的有価証券の評価損益についても、同様に、純額で損益計算書に表示します。

計上する勘定科目は、評価益の場合は『有価証券評価益』を、売却損の場合は『有価証券評価損』を使用します。

また、売買損益及び評価損益をまとめて『有価証券運用損益』として表示することも認められています。

売却損益・評価損益いずれも、損益計算書上の表示区分は、営業外損益となり、益の場合は『営業外収益』、損の場合は『営業外費用』に表示します。

売買目的有価証券に対して受領した配当金については、『受取配当金』の科目で、営業外収益に計上します。
【根拠資料】
財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則第九十・九十三条
企業会計原則二の四
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