買掛金とは

買掛金とは、仕入の対価として将来的に金銭を支払う義務のことです。

買掛金は、支払手形とともに、仕入債務に分類されます。

支払手形は証券を発行しますが、買掛金は掛け取引で発生する債務であるため証券を発行しないという点で、両者は異なります。

また、買掛金と混同しがちな勘定科目に、未払金がありますが、買掛金は営業活動に関して発生する債務であるのに対して、未払金は営業活動以外の取引に関して発生する債務であるという点で、両者は区別されています。
比較対象 相違点

支払手形

支払手形:証書を発行する
買掛金 :証書を発行しない

未払金

未払金:営業活動以外の取引
     に関して発生
買掛金 :営業活動に関して
     発生
また、買掛金は、金融商品に関する会計基準で規定されている、『金融負債』に含まれ、金融商品に関する会計基準の適用対象とされています。 (企業会計基準第10号金融商品に関する会計基準第5・52項)
次のページでは、買掛金を計上するタイミングについて具体的にご紹介します。