預金とは

預金とは、金融機関に預け入れているお金です。

預金は、その預入期間や引き出し方法などにより、幾つかの種類に分けられます。

代表的なものとしては、下記のようなものが挙げられます。
【預金の種類と特徴】
種類 特徴

普通預金

いつでも自由に預入・引出ができる預金

当座預金

事業用の決済用預金

定期預金

一定期間引き出すことのできない預金

通知預金

預入から一定の措置期間経過後、引出日を予告して引き出す預金
※普通預金より利率が高い

別段預金

特定目的(配当・社債利息の支払、株式・社債の払込など)のために一時的に預入れる預金

振替貯金

代金決済のための郵便貯金
預金は、預入れる金融機関により下記のように、『預金』又は『貯金』と呼ばれます。

会計上はどちらも、預金として取り扱います。
【取扱い金融機関と預金の呼び方】
預金の呼び方 取扱金融機関

預金

銀行
信用金庫
信用組合
労働金庫など

貯金

ゆうちょ銀行
JAバンク(農業協同組合)
JFマリンバンク(漁業協同組合)など
預金は、引出可能になるまで1年未満のものは流動資産に、1年超のものは固定資産に計上します。

預金に対して受取った利息は、営業外収益に計上します。
【預金の貸借対照表計上区分】
引出可能になるまで1年未満:流動資産
引出可能になるまで1年超 :固定資産

【預金利息の損益計算書計上区分】
受取利息として営業外収益に計上
(財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則第三十三条・第十五条の一)
また、預金は建付け上、金融商品に関する会計基準で規定されている『金融資産』に該当し、金融商品に関する会計基準の適用対象とされています。 (企業会計基準第10号金融商品に関する会計基準第4・52項
会計制度委員会報告第14号金融商品会計に関する実務指針第4・215項)
次のページでは、普通預金とは何かについて具体的にご紹介します。