freee会計での労働保険概算保険料と確定保険料の精算時の会計処理

【1:年度更新申請時】
「取引の一覧・登録」の「詳細登録」で、下記の未決済取引を登録

※実際には、当年度の概算保険料の支払と
 同時に合算して行う

《取引登録内容》
収支:支出
決済:未決済
発生日:申請日
取引先:労働基準監督署
決済期日:保険料納付予定日
添付ファイル:労働保険年度更新申告書を
       添付

(法定福利費)540※1 (未払金)1,000※4
(立替金)360※2
(法定福利費)20※3

※1会社負担分の概算計上額と確定額の差額
※2従業員負担分(雇用保険)の概算計上額と
 源泉徴収額の差額
※3精算額
※4一般拠出金確定額


【2:保険料納付時】
口座の支出明細として支払実績(益金の場合は入金実績)が出てくるので、上記で計上した未払金の決済取引として計上

≪計上する仕訳≫
(未払金)XXX※4 (現金預金)XXX※4
労働保険料は原則として、損金の場合は申告日又は納付日に、益金は申告に、損金・益金算入するとされています。

そのため、どちらを適用するかで、労働保険概算保険料と確定保険料の精算時のfreee会計での会計処理が異なります。

上記では、申告日を適用した場合の会計処理をご紹介しています。

申告日に支払予定の保険料を未払金として未決済取引登録することで、将来のキャッシュ・フロー管理に役立ちます。

また、上記では簡略化するために清算のみの仕訳をご紹介していますが、実際には概算保険料と同時に、合算した金額で会計処理を行います。