賃貸等不動産に関する注記
賃貸等不動産を保有している場合は、次の事項を注記しなければなりません。
ただし、賃貸等不動産の総額に重要性が乏しい場合は、注記を省略することができます。
連結財務諸表で賃貸等不動産の時価等の注記を行っている場合には、個別財務諸表での注記は不要です。
さらに、連結財務諸表において重要性の検討を行った結果、注記をしない場合は、個別財務諸表でも注記は要しないとされています。
また、注記の区分については、賃貸等不動産を一括で表示することもできますし、管理状況等に応じて用途別、地域別等に区分して表示することもできます。
ただし、賃貸等不動産の総額に重要性が乏しい場合は、注記を省略することができます。
連結財務諸表で賃貸等不動産の時価等の注記を行っている場合には、個別財務諸表での注記は不要です。
さらに、連結財務諸表において重要性の検討を行った結果、注記をしない場合は、個別財務諸表でも注記は要しないとされています。
また、注記の区分については、賃貸等不動産を一括で表示することもできますし、管理状況等に応じて用途別、地域別等に区分して表示することもできます。
【賃貸等不動産の注記事項】
①賃貸等不動産の概要
②賃貸等不動産のBS計上額及び期中の主な
変動
③賃貸等不動産の当期末時価及び算定方法
④賃貸等不動産に関する損益
※賃貸等不動産を一括で表示又は管理区分・
用途別に区分して表示することができる
※賃貸等不動産の総額に重要性が乏しい
場合は、注記を省略することができる
①賃貸等不動産の概要
②賃貸等不動産のBS計上額及び期中の主な
変動
③賃貸等不動産の当期末時価及び算定方法
④賃貸等不動産に関する損益
※賃貸等不動産を一括で表示又は管理区分・
用途別に区分して表示することができる
※賃貸等不動産の総額に重要性が乏しい
場合は、注記を省略することができる
(賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準
第3・8・30項
賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の適用指針
第8・23項
賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準及び適用指針(案)に対するコメント(4))
第3・8・30項
賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の適用指針
第8・23項
賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準及び適用指針(案)に対するコメント(4))
下記では、賃貸等不動産を一括して表示する場合の注記を具体例を使用してご紹介します。(参考:賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の適用指針開示例1)
【注記例:賃貸等不動産を一括して注記する場合】
当社は、東京その他の地域において、賃貸用のオフィスビルを保有しています。
平成20年度3月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は30百万円(賃貸収益は営業外収益に、主な賃貸費用は営業外費用に計上)、減損損失は10百万円(特別損失に計上)であります。
また、当該賃貸等不動産の貸借対照表額、当期増減額及び時価は次の通りです。
平成20年度3月期における当該賃貸等不動産に関する賃貸損益は30百万円(賃貸収益は営業外収益に、主な賃貸費用は営業外費用に計上)、減損損失は10百万円(特別損失に計上)であります。
また、当該賃貸等不動産の貸借対照表額、当期増減額及び時価は次の通りです。
(単位:百万円)
貸借対照表計上額 | 当期末の時価 | ||
---|---|---|---|
前期末残高 | 当期増減額 | 当期末残高 | |
200 | 50 | 250 | 300 |
(注1)貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額であります。
(注2)当期増減額のうち、主な増加額は不動産の取得(65百万円)であり、主な減少額は減損損失(10百万円)であります。
(注3)当期末の時価は、主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を行った
ものを含む。)であります。
(注2)当期増減額のうち、主な増加額は不動産の取得(65百万円)であり、主な減少額は減損損失(10百万円)であります。
(注3)当期末の時価は、主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を行った
ものを含む。)であります。
また下記では、賃貸等不動産を管理状況に応じ区分して注記する場合の具体例を使用してご紹介します。(参考:賃貸等不動産の時価等の開示に関する会計基準の適用指針開示例2)
【注記例:賃貸等不動産として使用される部分を区分しない場合】
当社は、東京その他の地域において、賃貸オフィスビルや賃貸商業施設、賃貸住宅を所有しています。
これらの賃貸等不動産及び賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産に関する貸借対照表上計上額、当期増減額及び時価は、次のとおりであります。
これらの賃貸等不動産及び賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産に関する貸借対照表上計上額、当期増減額及び時価は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
用途 | 貸借対照表計上額 | 当期末の時価 | ||
---|---|---|---|---|
前期末残高 | 当期増減額 | 当期末残高 | ||
オフィス ビル (うち建設予定の土地) |
250
(100) |
50
(20) |
300
(120) |
350
(150) |
商業施設 | 80 | ▲3 | 77 | 100 |
住宅 | 50 | ▲2 | 48 | 55 |
(注1)該当する賃貸等不動産の概要については「第3設備の状況」をご覧ください。
(注2)貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額であります。
(注3)当期増減額のうち、主な増加額は次のとおりであります。
オフィスビルAの取得(40百万円)及びBビルのリニューアル(30百万円)
(注4)当期増減額のうち、主な減少額は次のとおりであります。
オフィスビルCの売却(15百万円)
(注5)当期末の時価は、主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を行った
ものを含む。)であります。
(注2)貸借対照表計上額は、取得原価から減価償却累計額及び減損損失累計額を控除した金額であります。
(注3)当期増減額のうち、主な増加額は次のとおりであります。
オフィスビルAの取得(40百万円)及びBビルのリニューアル(30百万円)
(注4)当期増減額のうち、主な減少額は次のとおりであります。
オフィスビルCの売却(15百万円)
(注5)当期末の時価は、主として「不動産鑑定評価基準」に基づいて自社で算定した金額(指標等を用いて調整を行った
ものを含む。)であります。
また、賃貸等不動産及び賃貸等不動産として使用される部分を含む不動産に関するXX年3月気における損益は、次のとおりであります。
(単位:百万円)
用途 | 営業収益 | 営業原価 | 営業利益 | その他損益 |
---|---|---|---|---|
オフィスビル | 35 | 10 | 25 | 30 |
商業施設 | 12 | 4 | 8 | 0 |
住宅 | 10 | 3 | 7 | 0 |
(注1)営業収益及び営業原価は、賃貸収益とこれに対応する費用(減価償却費、修繕費、保険料、租税公課等)であり、
それぞれ「営業収益」及び営業原価に計上されております。
(注2)その他損益は、売却益であり「特別利益」に計上されております。
それぞれ「営業収益」及び営業原価に計上されております。
(注2)その他損益は、売却益であり「特別利益」に計上されております。
次のページでは、賃貸等不動産の概要の注記について具体的にご紹介します。