金銭的な価値がある貯蔵品の会計処理

金銭的な価値がある貯蔵品の具体例としては、郵便切手、収入印紙、回数券(交通機関当)、タクシーのチケット等が挙げられます。

これらはそれ自体が金銭的価値を持つため、よく現金と混同されがちですが、それぞれの目的が特定されているという点で現金と異なります。

金銭的な価値がある貯蔵品の会計処理は、購入時に全額費用処理し期末に未使用分だけを貯蔵品に振り替える方法と、購入時に全額貯蔵品に計上し期末に使用分だけを費用に振り替える方法の2種類があります。

どちらの会計処理を採用した場合であっても、各期に計上される費用及び資産の金額は同じになります。
【金銭的な価値がある貯蔵品の会計処理】

下記①②の2種類の方法いずれかで会計処理
※どちらの会計処理を採用しても同じ結果
 となる

①購入時に全額費用処理し期末に未使用分
 だけを貯蔵品に振替

②購入時に全額貯蔵品に計上し期末に使用分
 だけを費用に振替
次のページでは、切手の会計処理について具体的にご紹介します。