不動産賃貸業における賃貸物件清掃費の会計処理

【会計処理】
下記の科目で経費計上
損益計算書区分:販売費及び一般管理費
勘定科目:以下①~④より選択
     ①業務委託料(外注である点に着目)
     ②衛生管理費(賃貸業以外でも広く使用)
     ③清掃費(区分管理したい場合)
     ④雑費(少額の場合)

≪仕訳例≫
■直接支払のケース
(業務委託料)XXX (現金預金)XXX

■賃料収入から控除されるケース
(業務委託料)XXX (家賃収入)XXX
(現金預金)XXX
不動産賃貸業を営んでいる場合、賃貸物件の清掃を業者に委託して、清掃代を支払っているケースがあります。

このような清掃代は、損益計算書上で『販売費及び一般管理費』の区分で費用計上します。

『販売費及び一般管理費』であれば、勘定科目はある程度、自由に選択することができます。

一般的には、上記の①~④のような勘定科目が使用されることが多く、ご自身が財務データを見る際に、理解しやすいものを選択されると良いでしょう。

清掃代を直接支払っている場合は、仕訳計上の相手勘定は、支払った対価である現金や預金となります。

実務上、多くの場合では、管理委託している物件の賃貸収入から、管理委託費用や清掃代を控除した金額が入金されますが、その場合は、相手勘定を『家賃収入』として業務委託料等を計上し、差額の入金を現金預金などの資産科目を計上します。