付保範囲が融資前に拡大している団体信用生命保険の会計処理
【付保範囲が融資前に拡大している団体信用生命保険とは】
住宅建築会社、住宅販売会社や保証会社が契約者及び保険金受取人となり、住宅を購入する顧客を被保険者として契約する保険。
金融機関等からの融資が実行される前に、被保険者が死亡等した場合に保険が支払われ、契約者は保険金により債権を回収する。
※保険料は契約者から保険会社へ支払
※保険料を被保険者が負担する場合は、
契約者へ売買金額等に変形して支払
※掛捨てである
住宅建築会社、住宅販売会社や保証会社が契約者及び保険金受取人となり、住宅を購入する顧客を被保険者として契約する保険。
金融機関等からの融資が実行される前に、被保険者が死亡等した場合に保険が支払われ、契約者は保険金により債権を回収する。
※保険料は契約者から保険会社へ支払
※保険料を被保険者が負担する場合は、
契約者へ売買金額等に変形して支払
※掛捨てである
住宅の建築請負契約又は売買契約に基づき住宅を販売する際、住宅建築会社や住宅販売会社にとっては、金融機関との融資が実行される前に住宅を購入する顧客が死亡等した場合にその報酬支払債務や代金支払債務が回収できなくなるリスクがあります。
団体信用生命保険の付保範囲を融資前に拡大することにより、住宅建築会社や住宅販売会社は、このようなリスクに事前に対処することができます。
団体信用生命保険の付保範囲を融資前に拡大する場合、住宅建築会社、住宅販売会社や保証会社が、契約者及び保険金受取人となり、住宅を購入する顧客を被保険者として保険に加入します。
金融機関等からの融資が実行される前に被保険者が死亡等した場合には、契約者に保険金が支払われ、契約者は保険金を報酬支払債務や代金支払債務の残高債権に充てることができます。
保険料は、契約者から保険会社へ支払います。
契約によっては、債務者である被保険者が負担することがありますが、その場合であっても、債務者から債権者へ保険料負担分が請負金額又は売買金額等に変形して支払われ、保険会社への支払は契約者が行います。
団体信用生命保険の付保範囲を融資前に拡大することにより、住宅建築会社や住宅販売会社は、このようなリスクに事前に対処することができます。
団体信用生命保険の付保範囲を融資前に拡大する場合、住宅建築会社、住宅販売会社や保証会社が、契約者及び保険金受取人となり、住宅を購入する顧客を被保険者として保険に加入します。
金融機関等からの融資が実行される前に被保険者が死亡等した場合には、契約者に保険金が支払われ、契約者は保険金を報酬支払債務や代金支払債務の残高債権に充てることができます。
保険料は、契約者から保険会社へ支払います。
契約によっては、債務者である被保険者が負担することがありますが、その場合であっても、債務者から債権者へ保険料負担分が請負金額又は売買金額等に変形して支払われ、保険会社への支払は契約者が行います。
【付保範囲が融資前に拡大している団体信用生命保険の契約者の会計処理】
取引 | 会計処理 |
---|---|
保険料の支払(本契約) |
期間費用として損金算入 |
保険金の受取(本契約) |
収入として益金計上 |
最終的な保険料の負担者がいずれの場合でも、契約者が払い込む保険料は、販売費用の性格を有するものであり、かつ、掛捨てであるため、単純な期間費用として損金算入します。
また、契約者が保険会社から受取る保険金は、建築請負契約又は売買契約に係る収入金額として益金に計上します。
ここでは、顧客に対する債務免除について、寄付金等の問題は生じません。
ここでは、顧客に対する債務免除について、寄付金等の問題は生じません。
次のページでは、団体信用生命保険に関連する会計基準を一覧でご紹介します。