会計仙人虎の巻

法人が自社の役員・使用人を被保険者として終身保険を契約の支払保険料の会計処理は、その保険金の受取人が誰かによって異なります。

死亡保険金の受取人が法人である場合、支払った保険料は、全額、保険積立金として資産計上します。 【参考文献】
タックスアンサーNo.5363 養老保険の保険料の取扱い
法人税法基本通達9-3-4
山本英生(2019)『「通達」から読み解く保険税務/第2章1⃣(2)①・第2章9⃣(2)』税務研究会出版局

下記では、死亡時保険金受取人が法人の終身保険の保険料を支払った場合の会計処理を、具体例を使用してご紹介します。

前提条件
A社は従業員に対して、下記の条件で終身保険を契約した。 ・X0年4月1日に保険契約を開始した ・X1年3月31日に、X0年4月1日~X1年3月31日分の保険料 　100千円を支払った ・死亡時保険金受取人は法人である

借方	貸方
保険積立金　100千円※1	現金預金　100千円※1

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