会社役員賠償責任保険とは

【会社役員賠償責任保険とは】

法人が自己を契約者として全ての役員を被保険者として加入する保険。被保険者の業務上の作為・不作為に基因して、保険期間中に株主又は第三者から損害賠償請求を受けた場合に、法律上の損害賠償金及び争訟費用が保険金として支払われる。

※対象の役員は、会社法上の取締役、執行役、監査役及び執行役員
※連結子会社の役員も被保険者として追加可能
※法律違反を認識しながら行った行為などの一定の免責事由は保証対象外
※本来納付すべき、税金・罰金は保証対象外
会社役員賠償責任保険とは、法人が自己を契約者として全ての役員を被保険者として加入する保険で、被保険者の業務上の作為・不作為に基因して、保険期間中に株主又は第三者から損害賠償請求を受けた場合に、法律上の損害賠償金及び争訟費用が保険金として支払われます。

対象の役員は、会社法上の取締役、執行役、監査役及び執行役員で、連結子会社の役員も被保険者とすることができます。

保証対象となる損害賠償金とは、法律上の損害賠償責任に基づく賠償金であり、本来納付すべき、税金・罰金は対象外です。

また、被保険者が法律違反を認識しながら行った行為など、一定の免責事由は保証の対象外です。
【参考文献】
中村慈美・樋口翔太(2022)『企業の保険をめぐる税務/第4章』一般財団法人大蔵財務協会
次のページでは、令和3年3月1日以降に締結した会社役員賠償責任保険の会計処理について具体的にご紹介します。