短期貸付金の返済を受けた場合の会計処理

【短期貸付金の返済を受けた場合の会計処理】

返済された金額を『短期貸付金』等からマイナスする。

≪仕訳イメージ≫
(普通預金)XXX (短期貸付金)XXX
短期貸付金の返済を受けた場合は、返済額を『短期貸付金』等の短期貸付金を計上している資産勘定からマイナスします。
【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-貸付金130短期貸付金の発生と回収時の処理をした』株式会社清文社
下記では、短期貸付金の返済を受けた場合の会計処理について、具体例を使用してご紹介します。 【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-貸付金130短期貸付金の発生と回収時の処理をした』株式会社清文社
前提条件
A社はX1年4月1日に取引先B社に対して、下記の条件で貸付を行っている。

・貸付期間はX1年4月1日~X1年5月31日の2カ月間である
・貸付額は5,000千円である
・貸付に対する利息は、年利2.4%である
・貸付利息は毎月末に支払われる
・当該貸し付けに対しては、金銭消費賃貸借契約書を
 取り交わしてる
・X1年5月31日に返済日を迎え、元本5,000千円と5月分の
 利息10千円が普通預金口座に入金された
・A社の決算日は3月31日
① X1年5月31日(返済&利息受取時)
借方 貸方
普通預金 5,010千円※3 短期貸付金 5,000千円※1
受取利息 10千円※2
※1元本返済額
※2利息受取額
※3元本返済額5,000千円+利息受取額10千円
元本の返済額を短期貸付金勘定からマイナスし、利息については受取利息勘定で収益計上します。相手勘定で、入金額を普通預金に計上します。
次のページでは、長期貸付金を短期貸付金に振替える場合の会計処理について具体的にご紹介します。