一般拠出金とは

【一般拠出金とは】
石綿(アスベスト)による健康被害者の救済に充てるため、「石綿による健康被害の救済に関する法律」によって定められている「事業主が負担する拠出金」

【拠出義務者】
「労災保険」が適用となる事業場の事業主

【計算方法】
一般拠出金額=前年度(4月〜3月)に支払った賃金総額(※1)×料率(※2)

※1:千円未満切捨て
※2:1000分の0.02

【納付方法】
労働保険料とあわせて申告・納付
(確定額を後払い)
一般拠出金とは、石綿(アスベスト)による健康被害者の救済に充てるため、「石綿による健康被害の救済に関する法律」によって定められている「事業主が負担する拠出金」です。

厳密にいうと労働保険とは異なりますが、拠出義務の対象が『労災保険が適用となる事業場』となっており、保険料の納付も労災保険と雇用保険と一緒に行うため、労働保険の一部ととらえるとよいでしょう。

一般拠出金の金額は、前年度(4月〜3月)に支払った賃金総額に料率を掛けて算定します。

料率は年度によって異なりますが、現時点では『1000分の0.02』が適用されています。

一般拠出金は、労働保険料とあわせて、労働保険料の年度更新で申告・納付します。

ただし、労働保険料のような概算払い制度は採用していないため、確定金額の後払納付となります。
次のページでは、労働保険(労災保険・雇用保険・一般拠出金)のfreeeでの手続きマニュアルをご紹介します。