主たる債務者が債権者に担保提供している場合の債務保証の注記について分かりやすくご紹介します。【会計仙人虎の巻】会計税務のまとめサイト

主たる債務者が債権者に担保提供している場合の債務保証の注記

Question
当社は、債務保証を行っているのですが、当該債務の主たる債務者が債権者に対して担保提供を行っています。このような場合、債務保証の注記においてどのような対応が必要になるでしょうか？

【Answer】

主たる債務者が債権者に対して担保提供している場合であっても、債務保証に関する注記は、保証債務の全額で行います。

ただし、追加の情報として、担保提供されているが注記は保証債務全額で行っている旨、及び、担保資産の実質的価額を付記することができます。

【主たる債務者が債権者に担保提供している場合の債務保証の注記】
総額で債務保証の額を記載
※その旨及び担保資産の実質的価額を付記可

(債務保証及び保証類似行為の会計基準及び表示に関する監査上の取扱い第3項(2))

次のページでは、主たる債務者から保証人が担保提供を受けている場合の債務保証の注記について具体的にご紹介します。