ゲームソフト制作におけるソフトウェアとコンテンツの区分

Question
ソフトウェアとコンテンツは別個の経済的価値をもつものであることから、原則として別個に会計処理を行い、両社が経済的・機能的に一体不可分となっているケースは、例外的に一体として取り扱うことができるとありますが、具体的に、ゲームソフトについてはどのように会計処理すればよいでしょうか?
【Answer】
ゲームソフトは、一般的にソフトウェアとコンテンツが同時にかつ高度に組み合わされて制作されるという特徴を持っているため、両者を一体として会計処理するケースがほとんどです。

ただし、制作費の巨大化に伴い、ソフトウェアの制作とコンテンツの制作の過程が区分されてるケースが生じています。

この場合は、ソフトウェアの制作とコンテンツの制作を過程で区分することができるため、両者を区分して処理することが合理的であると考えられます。(研究開発費及びソフトウェアの会計処理に関する実務指針
第29項
研究開発及びソフトウェアの会計処理に関するQ&A-Q9(1))
次のページでは、市場販売目的のソフトウェアにおいて海外製品を日本版に改良するケースについて具体的にご紹介します。