相続税の税務調査の流れ

【税務調査の流れ】
①相続税申告から1年半後頃に税務署から税務調査の依頼電話が来る

②相続人の自宅に調査官が訪問する(臨宅調査)
 ※この時点で調査は8割完了している

③聞き取り調査を行う

④家の中を見て回る

⑤貸金庫がある場合は中身を確認しに行く
相続税の税務調査は、申告から1年半後頃に税務署から電話がかかってきます。

その後、調査官が実際に相続人の自宅に訪問する、臨宅調査が入ります。

この臨宅調査の時点では、税務署は、被相続人及びその家族の所得・不動産・銀行口座などの必要な調査は8割完了しています。

臨宅調査は、和やかな雑談から始まり、具体的な聞き取り調査に入ります。

聞き取り調査の際には、故人の趣味や、生前の病気の状態、子どもや孫の勤め先等、細かいことを質問されます。

こういった質問から、例えば、お金のかかる趣味がないのに収入をどこに使っていたのかや、生前ねたきりであったのに多額の預金引き出しがされているのはなぜか、といった贈与性に関わる具体的なことを質問されます。

その後、自宅の中を見て回り、貸金庫がある場合は、貸金庫にも同行して中身を確認されます。

税務調査が入ることが分かった場合は、申告を担当した税理士と相談して、当日のリハーサルを行っておきましょう。
次のページでは、法定相続情報一覧図について具体的にご紹介します。