役員退職金(役員退職慰労金)の支給手続き

【役員退職慰労金の支給手続き】
支給方法 詳細

定款記載

下記を記載してそれに基づき支給
・支給
・支払時期

株主総会決議

以下を決議して支給
・支給の可否
・支給方法
・支給金額
一般的な退職金は、退職金規程に基づいて支給されますが、役員退職慰労金はそのような規定は必要ありません。

その代わりに、予め定款で役員退職慰労金の支給について定めておく、もしくは、支給について株主総会決議を行うことが必要です。

これらいずれかの手続きをしなかった場合、支給額の損金算入が認められなかったり、支給額を返還する義務が生じたりと問題が発生してしまいますので、注意して下さい。
定款とは、会社の事業内容などの根本的な事項を定めた内規のことをいいます。

役員退職慰労金を定款の定めに基づいて支給する場合は、支給や支払時期について定款に明記します。
定款の定めがない場合は、株主総会で、支給の可否、支給方法、支給金額などを決議して支給します。
次のページでは、役員退職金(役員退職慰労金)の支給額の算定方法について具体的にご紹介します。