別段預金とは

【別段預金とは】

特定目的(配当・社債利息の支払、株式・社債の払込、寄付金歳入金内国為替の送金資金など)の一時的な預入れのために使用する預金

※通帳は発行されない

※原則利息は付かない
 (地方公共団体の資金運用等、
 一部有利子の別段預金も存在)
別段預金とは、特定目的(株式払込金、株式配当金、公社債元利金の支払資金、歳入金・公金、共同募金その他寄付金など)のために一時的に預入れる預金です。

特に増資の際の、株式申込証拠金の振込によく使われます。

具体的には、新株発行の際に、株式申込証拠金を別段預金に入金してもらい、払込期日の翌日に当座預金等に振替え、同時に、増資の仕訳を計上する、といった流れで使用します。

このように別段預金は、銀行等の金融機関の諸取引に随伴して発生する、一時的な資金を処理するための預金で、雑預金とも呼ばれています。

別段預金は、普通預金と異なり、通帳や証書が発行されることはありません。

また、一時的な保管金や整理金などをプールしておくための預金なので、基本的には、利息は付きません。

ただし、地方公共団体の資金運用等で、一部有利子の別段預金も存在します。
次のページでは、別段預金の口座を使用して新株発行増資を行った場合の会計処理について具体的にご紹介します。