納税準備預金とは

【納税準備預金とは】

法人税等の納税資金を準備する目的で設けられた預金

※税金の納付以外の引き出しは原則不可

※利子に課せられる所得税が免除される

※利率が普通預金よりも高い

≪引き出しの対象となる税金例≫
・所得税
・住民税
・個人事業税
・自動車税
・軽自動車税
・固定資産税
・都市計画税
・消費税
・地方消費税
・源泉徴収した所得税・住民税
・法人税
・法人住民税
・法人事業税
納税準備預金とは、法人税等の納税資金を準備する目的で設けられる預金口座です。

原則として、税金の納付以外の引き出しはできません。

その反面、預入額に対する利子に課せられる所得税が非課税です。

ただし、納税目的以外の引出しを行うと課税扱いとなります。

銀行等の金融機関においては、納税の目的のための引き出しかどうかを確認して支払手続きを行うため、引き出しの際には、納付書や納税告知書、その他租税納付のための書類等の提出が必要になります。

さらに、一般的には、利率が普通預金よりも高く設定されています。
【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-預金38納税準備預金を作成した/39納税準備預金から税金を納付した』株式会社清文社
次のページでは、納税準備預金を使って納税した場合の会計処理について具体的にご紹介します。