貸付金の返済が当座預金に入金された場合の会計処理

【貸付金の返済が当座預金に入金された場合の会計処理】

入金された額を当座預金勘定に計上し、相手勘定で返済された貸付金勘定をマイナスする。

≪仕訳イメージ≫
(当座預金)XXX (貸付金)XXX
貸付金の返済が当座預金に入金された場合は、当座預金を増額し、相手勘定で返済された貸付金をマイナスします。

当座預金の入金実績は、取引照会サービスなどで確認することができます。
【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-預金27貸付金の返済金が当座預金に入金された』株式会社清文社
下記では、貸付金の返済が当座預金に入金された場合の会計処理について、具体例を使用してご紹介します。 【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-預金27貸付金の返済金が当座預金に入金された』株式会社清文社
前提条件
A社はX1年4月1日に貸付金1,000千円に対する返済が、当座預金に入金された。
【A社の会計処理】
① X1年4月1日(返済時)
借方 貸方
当座預金 1,000千円※1 貸付金 1,000千円※1
※1当座預金への入金額(=返済額)
入金された金額を、当座預金勘定に計上し、相手勘定で返済を受けた貸付金をマイナスします。
次のページでは、当座預金に不明な入金があった場合の会計処理について具体的にご紹介します。