貸付金に対する利息が当座預金に入金された場合の会計処理

【貸付金に対する利息が当座預金に入金された場合の会計処理】

入金された額を当座預金勘定に計上し、相手勘定で受取利息の仕訳を計上する。

≪仕訳イメージ≫
(当座預金)XXX (受取利息)XXX
貸付金に対する利息が当座預金に入金された場合は、当座預金を増額し、相手勘定で受取利息の仕訳を計上します。

支払を受けた利息額の中に、当期の期間に帰属しない前受又は未収の部分がある場合は、経過勘定で調整します。

当座預金の入金実績は、取引照会サービスなどで確認することができます。
【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-預金27貸付金の返済金が当座預金に入金された』
株式会社清文社
下記では、貸付金に対する利息が当座預金に入金された場合の会計処理について、具体例を使用してご紹介します。 【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-預金27貸付金の返済金が当座預金に入金された』
株式会社清文社
前提条件
・X1年3月31日に貸付金1,000千円に対する利息10千円
 (対象期間はX0年4月1日~X1年3月31日)が、
 当座預金に
 入金された。
・当社の会計期間は4月1日~3月31日である。
① X1年4月1日(利息入金時)
借方 貸方
当座預金 10千円※1 受取利息 10千円※1
※1当座預金への入金額
入金された利息金額を、当座預金勘定に計上し、相手勘定で受取利息を収益計上します。
次のページでは、当座預金から総合振込を行う場合の会計処理について具体的にご紹介します。