給与締め日に役員報酬及び法定福利費の発生取引を会計freeeへ登録する

【手順】

■役員報酬の未決済取引の登録

会計freeeホームの『取引』⇒『取引の一覧・登録』で下記を入力し、取引登録。
 ※取引テンプレートの使用を推奨

・収支:支出
・決済:未決済
・発生日:締め日
・勘定科目:役員報酬、旅費交通費、
      預り金等
・品目:通勤手当、厚生年金保険料(預り分)、
    健康保険料(預り分)、源泉所得税、
    住民税等

≪仕訳イメージ≫
(役員報酬)XXX (未払金)XXX
(旅費交通費)XXX (預り金)XXX
            ※厚生年金保険料
         (預り金)XXX※健康保険料
         (預り金)XXX※源泉所得
         (預り金)XXX※住民税等


■社会保険料等の未決済取引の登録

会計freeeホームの『取引』⇒『取引の一覧・登録』で下記を入力し、取引登録。
 ※取引テンプレートの使用を推奨

・収支:支出
・決済:未決済
・発生日:締め日
・勘定科目:法定福利費、預り金等
・品目:厚生年金保険料(事業主負担)、
    健康保険料(事業主負担)、
    子ども子育て拠出金、
    厚生年金保険料(預り分)、
    
    健康保険料(預り分)等

≪仕訳イメージ≫
(法定福利費)XXX※厚生年金保険料 
              (未払金)XXX
(法定福利費)XXX※健康保険
(法定福利費)XXX※子ども子育て拠出金
(預り金)XXX※厚生年金保険料
(預り金)XXX※健康保険料
役員報酬は、締め日に『役員報酬』や『法定福利費』、控除預かり分の『預り金』を未決済取引で計上します。

会計freeeへの締め日での登録は、『役員報酬』の計上と、『社会保険料』の計上に分けて、『取引の一覧・登録』の『支出・未決済』で取引登録を行います。
役員報酬の未決済取引の登録においては、『取引の一覧・登録』の『詳細』ウィンドウで、『+行を追加』ボタンで、『役員報酬』や『通勤手当』等の額面金額を全額費用計上し、『+控除・マイナス行を追加』で社会保険料及び所得税・住民税等の控除額を、『預り金』として計上します。

その際、どの項目かが区別できるように、諸手当については『通勤手当』等を、『預り金』については、厚生年金保険料(預り分)、健康保険料(預り分)、源泉所得税、住民税等を、『品目』タグに入力します。

取引登録を行うと、その差額(=役員への支給総額)は、初期設定の状態であれば『未払金』として計上されます。

『役員報酬』の計上については、会計freeeの初期状態で標準の取引テンプレートがあり、『取引の一覧・登録』画面の右上にある『取引テンプレート』の検索欄で、『役員報酬yakuinnhousyuu』というテンプレートを選択することで、表示・使用することができます。

さらに、自社用にカスタマイズして取引登録を行った後に、その取引を開き『取引テンプレートとして登録』ボタンから、新たな取引テンプレートとして登録することもできます。
次に、社会保険料等の未決済取引の登録についても、『取引の一覧・登録』の『詳細』ウィンドウで行います。

この取引登録では、『+行を追加』ボタンで、役員報酬の未決済取引の登録において計上した社会保険料の『預り金』を登録すると共に、会社負担分の厚生年金保険料、健康保険料、子ども子育て拠出金等を、『法定福利費』として登録します。

その際にも、どの項目かが区別できるように、厚生年金保険料(預り分)、健康保険料(預り分)、厚生年金保険料(事業主負担)、健康保険料(事業主負担)、子ども子育て拠出金等を、『品目』タグに入力します。

取引登録を行うと、社会保険料の納付予定額が、初期設定の状態であれば『未払金』として計上されます。

この取引についても、毎月発生する複雑な取引であることから、取引登録を行った後に、その取引を開き『取引テンプレートとして登録』ボタンから、新たな取引テンプレートとして登録することが推奨されています。
実際の操作画面を用いた手続きの説明は、下記のfreee公式サイトの『役員報酬の支払いの取引登録』及び『社会保険料の納付の取引登録』で紹介されています。
次のページでは、購入した固定資産をfreeeに記帳&登録する方法についてご紹介します。