源泉徴収の対象となる外注費の会計freeeでの処理の流れ

【登録の流れ】

■報酬支払日

取引の登録画面で、『控除・マイナス行を追加』し、下記の取引を登録。

・収支:支出
・決済:完了
・発生日:支払日
・取引先:支払先
・借方勘定科目:外注費・支払報酬料等
・借方品目:支出内容を示す品目
      (例:出演料,顧問料)
・貸方勘定科目:預り金
・貸方品目:源泉徴収税

≪仕訳イメージ≫
(外注費)XXX※出演料 (預金)XXX
         (預り金)XXX※源泉徴収税


■源泉所得税納付日

取引の登録画面で、『控除・マイナス行を追加』し、下記の取引を登録。

・収支:支出
・決済:完了
・発生日:納付日
・勘定科目:預り金
・品目:源泉徴収税

≪仕訳イメージ≫
(預り金)XXX※源泉徴収税 (預金)XXX
個人事業主等へ支払う外注費については、下記の計算で算定した源泉徴収税を控除して預かり、控除後の残高のみを支払います。
【源泉徴収税額】
支払外注費額 源泉徴収の金額

100万円以下

支払外注費額×10.21%

100万円超

(支払外注費額-100万円)×20.42%+102,100円
源泉徴収が必要な外注費を支払った場合、会計freeeでは『取引の一覧・登録』や『自動で経理』等で取引登録を行います。

源泉徴収が必要な外注費を支払った場合、支払時又は年度末に、支払先に対して『支払調書』を発行しなければなりません。

この支払調書は、会計freeeで簡単に出力することができますが、会計freeeが支払調書の集計を行う際に、各取引の『支払品目』と『源泉徴収品目』と『取引先』をキーとしているため、源泉徴収が必要な外注費計上の際には、忘れずに品目と取引先を登録しておきましょう。
外注費などから預かった源泉徴収税は、報酬を支払った月の翌月10日に税務署に納付しなければなりません。

源泉徴収税を納付した際には、『自動で経理』又は『取引の一覧・登録』等で、負債計上していた預り金をマイナスするかたちで、支払いの取引登録を行います。
実際の操作画面を用いた手続きの説明は、下記のfreee公式サイトの『5.2 外注費など源泉徴収が必要な支払いを登録する』で紹介されています。
【freee公式マニュアルページリンク集】

■5.2 外注費など源泉徴収が必要な支払いを登録する
次のページでは、購入した固定資産をfreeeに記帳&登録する方法についてご紹介します。