freee人事労務で従業員の入社時に源泉所得税の計算に必要な情報を登録する

【入社時の提出書類】

・前職の入社年中の源泉徴収票

・給与所得者の扶養控除等(異動)申告書

 ※2社以上で勤務している場合は主たる
  勤務先のみに提出
従業員の入社時には、給与所得の源泉徴収税に関連して、上記の2つの書類を提出してもらいます。

別途、freee人事労務上では、入社した従業員をfreee人事労務に招待して、従業員自身で給与所得の源泉徴収税の計算に必要な情報を登録してもらう、もしくは管理者が登録する手続きを行います。

給与所得の源泉徴収税に関連して登録する従業員情報は以下の通りです。
【本人情報】
項目 影響する項目と登録内容

寡夫/ひとり親

■影響する項目
・寡婦控除
・ひとり親控除

■登録内容
以下全てを満たす場合該当の項目を選択
・12月31日の時点で配偶者と
 離別・死別している
・その後再婚していない
・養っている家族がいる
・年間所得が500万円以下

障害

■影響する項目
障害者控除

■登録内容
自身が障害者である場合に、該当の項目を選択

勤労学生

■影響する項目
勤労学生控除

■登録内容
以下全てを満たす場合✓を入れる
・給与を得ている学生
・給与の額面上の金額が年間
 130万円以下
・給与以外の所得が10万円
 以下

外国籍

■影響する項目
源泉徴収票の「外国人」欄
(下記✓を入れると源泉徴収票で〇が付く)

■登録内容
外国籍を有している場合は「該当する」に✓
【家族情報】
項目 入力内容

続柄

■登録内容
従業員本人から見たその家族の関係を入力

扶養状況

■登録内容
従業員本人が扶養している場合は下記を登録
①「自分が扶養している」
 項目に✓
②扶養対象の種類を選択

税扶養の加入

■登録内容
従業員本人が家族の所得税・住民税の扶養をしている場合以下を選択
・扶養加入日
・扶養加入の理由を選択

社会保険扶養の加入

■登録内容
従業員本人が家族の社会保険の扶養をしている場合以下を選択
・扶養加入日
・扶養加入の理由

税扶養の喪失

■登録内容
従業員本人が所得税・住民税の扶養をしていた家族がその扶養から外れた場合以下を選択
・扶養喪失日
・扶養喪失の理由

所得

■登録内容
扶養対象の家族の所得を入力
①給与のみの場合
所得金額=年間給与見込額
     -55万円

②給与以外の場合
所得金額=年間収入見込額
     -必要経費等

※扶養に入れない場合は0で
 OK!

障害

■登録内容
家族が障害者または特定障害者かどうかを選択

同居・別居

■登録内容
従業員本人と同居しているか、別居の場合は国内と国外のどちらに住んでいるかを選択
実際の操作画面を用いた手続きの説明は、下記のfreee公式サイトの『入社時の情報を従業員自身が登録する』と『従業員の情報を編集する』で紹介されています。
次のページでは、freee人事労務で給与の源泉徴収所得税額を算出する方法について具体的にご紹介します。