ファンドってどんな仕事?

【ファンドとは】

投資家から集めたお金を1つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が、そのお金を投資・運用し、その運用成果を投資額に基づき投資家に配分する仕組み。

≪業務例≫
・投資対象の分析
・投資価値評価
・投資対象のサポート・改善活動
・ファンド自体の会計業務

≪ファンドの種類≫
・不動産ファンド
・ベンチャーキャピタルファンド
・プライベートエクイティファンド
ファンドとは、投資家から集めたお金を1つの大きな資金としてまとめ、運用の専門家が、そのお金を投資・運用し、その運用成果を投資額に基づき投資家に配分する仕組みをいいます。

ファンドはその投資先の違いにより様々な種類があり、具体例を挙げると、不動産投資に特化した不動産ファンド、ベンチャー企業への投資に特化したベンチャーキャピタルファンド、非公開株投資に特化したプライベートエクイティファンド(PEファンド)等があります。

ファンドの組織は、案件を担当するフロントオフィスと、事務を担当するバックオフィスに分かれます。

組織によっては、その中間に主に顧客に関連した事務等を行う、ミドルオフィスが設置されている場合もあります。

ファンドにおいては、投資対象の分析評価・投資価値評価、またファンド自体の会計業務等、会計経理と密接な関わりのある業務が多数存在しているため、会計経理の専門職が活躍できるフィールドの一つであると言えます。

ファンドは、優秀な人材が勤務する花形の仕事であり、非常に人気の職種ですが、かなり忙しい業界であるため、ハードワークを覚悟しなければなりません。

業務の大変さは、どのポジションで働くかによっても異なりますが、特にフロント業務においては、情報収集や市場調査、顧客対応等、長距離移動も含めてかなりのハードワークになることが一般的です。

ファンドは基本的に少数精鋭で運営されているため、投資案件が増えると、ミドルオフィスやバックオフィスも繁忙状態になります。

ただし、報酬水準は高く、マネージングディレクタークラスになると、年収が1億円を超えることも珍しくありません。
ファンドの収入水準は、会社によって異なりますが、一般的には役職別に下記のような報酬レンジとなっています。
【ファンドの年収水準】
役職 年収レンジ

アナリスト

650~1,050万円

アソシエイト

850~2,150万円

ヴァイスプレジデント

1,050~3,500万円

ディレクター

1,650~4,000万円

マネージングディレクター

2,150万円~
次のページでは会計専門職に関連する証券会社の仕事についてご紹介します。