ベンチャー企業の社外取締役
ってどんな仕事?

【社外取締役とは】

社外から招いた取締役のこと。

≪社外取締役の業務例≫
・経営意思決定
・業務執行
・経営の監督
社外取締役は、社外から招いた取締役です。

その業務内容は、社内取締役と同様に、経営陣とともに経営意思決定に加わることや、自らの業務を執行すること、会社の経営を監督することです。

社外から取締役を任命する理由としては、社内の人員だけでは気づけない論理的な意見や、株主の利益を保護するための意見を言える人材を経営人の中に取り入れることが挙げられます。

また、慣れ合いの関係から生じる不正などのリスクを防止する機能も期待されます。

一般的には、社外の有益な見識を持つ、他企業の取締役や公認会計士、弁護士等が任命されるケースが多いようです。
ベンチャー企業の場合、会社の土台作りを早期に行うために、早い段階から知識と経験を持った社外取締役を招き入れることが多いです。

具体的には、会社の組織構築、資金調達、システム構築、財務管理の仕組み構築、人材の確保等の経験を持った人材が求められます。

そのため、昨今では、ベンチャー企業における社外取締役のニーズは高まり続けています。

社外取締役の働き方は、常勤か非常勤かにより大きく異なります。

非常勤の場合、月に数回程度、取締役会へ出席する程度ですので、ハードワークになることは基本的にはありません。

常勤の場合は、会社によって異なりますが、週5日のフル出社である場合や、週2~3日の出社であるケースもあるようで、この場合も基本的には、ハードワークになることは稀ですが、IPOに伴う審査のタイミング等では、責任の重い仕事になることがあります。
ベンチャー企業の社外取締役の収入水準は、会社によって異なりますが、一般的には500万円~1,500万円が相場のようです。
次のページではBig4系監査法人の監査人の仕事についてご紹介します。