預り金の貸借対照表上の表示

預り金は、その債務額で貸借対照表に表示します。 (企業会計基準第10号金融商品に関する会計基準第26項)
外貨建預り金については為替変動によるリスクを負っているため、決算時の為替相場で換算替した金額を債務額として、貸借対照表に計上します。

”外貨建預り金”の具体的な会計処理については、下記のページをご参照ください。
外貨建預り金の会計処理
預り金は、支払までの期間が決算日の翌日から一年内であるものについては、貸借対照表の流動負債の部で『預り金』等の勘定科目で表示します。

支払までの期間が決算日の翌日から一年で超あるものについては、貸借対照表の固定負債の部で『長期預り金』等の勘定科目で表示します。 (財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則第四十七条の五・第四十九条の九)
【預り金の貸借対照表表示】

●貸借対照表価額
 決算時の債務額
 ※外貨建預り金については決算時の為替
  相場で計上

●貸借対照表表示
 ①支払までの期間が決算日の翌日から
  一年以内

  区分:流動資産
  科目:『預り金』等


 ②支払までの期間が決算日の翌日から
  一年超

  区分:固定負債
  科目:『長期預り金』等
次のページでは、外貨建預り金の会計処理について具体的にご紹介します。