在外子会社の資本連結における非支配株主持分計上額

連結貸借対照表に計上される在外子会社の非支配株主持分の金額は、連結修正仕訳において、開始仕訳・当期純利益の案分・為替換算調整勘定の案分・配当金の相殺消去等の仕訳を計上することにより、最終の金額となります。

この最終の金額は、在外子会社の外貨建資本(全面時価評価法による評価差額を含む)の金額に、決算時の為替相場を掛けて算定した外貨建の在外子会社の資本額に、非支配株主持分比率を掛けて算定した結果と一致します。
【連結貸借対照表上の在外子会社の非支配株主持分】
実際の算定方法:連結修正仕訳(開始仕訳・当期純利益の案分・為替換算調整勘定の案分・配当金の相殺消去等の仕訳
        等)を計上して集計

計算結果:『在外子会社の外貨建資本(全面時価評価法による評価差額を含む)×決算時の為替相場
      ×非支配株主持分比率』と一致
(外貨建取引等の会計処理に関する実務指針第39・74項)
次のページでは、在外子会社の為替換算調整勘定の連結貸借対照表上での取扱いについて具体的にご紹介します。