勘定科目内訳明細書(借入金及び支払利子の内訳書)の記載事項
【勘定科目内訳明細書フォーマット】
| 入手元リンク | 概要 |
|---|---|
|
令和6年3月1日以降終了事業年度分勘定科目内訳明細書 |
国税庁が公表しているフォーマット。 ※『（14）勘定科目内訳明細 書/令和６年３月１日以後 終了事業年度分（PDFファ イル/1,474KB）を ご参照く ださい。 ※令和6年3月1日以降に終了 する事業年度分より改正 に より変更されております のでご留意ください。 |
|
e-tax勘定科目内訳明細書の標準フォーム等 |
e-taxで提供されている直接入力可能なエクセルフォーマット。 ※『勘定科目内訳明細書の 標準フォーム等』を ご参照 ください。 |
勘定科目内訳明細書の１つである『借入金及び支払利子の内訳書』は、下記のフォーマットで提出します。
勘定科目内訳明細書は確定申告書に添付する書類の一つとして位置づけられており、各事業年度終了の日の翌日から２月以内に、税務署長に対しして、確定申告書と共に提出しなければなりません。
【参考文献】
法人税法第74条3項
法人税法施行規則第35条三
【参考文献】
法人税法第74条3項
法人税法施行規則第35条三
勘定科目内訳明細書は基本的に、その題名になっている勘定科目の内訳を記載する形で作成します。
具体的な作成方針は、国税庁が公表しているフォーマットの様式の下部にある注意書に記載されています。
この注意書以外の記載方法は、国税庁からは公表されていないため、そこに書いていないことは自ら判断することになります。
『借入金及び支払利子の内訳書』の注意書は、下記のように記載されています。
具体的な作成方針は、国税庁が公表しているフォーマットの様式の下部にある注意書に記載されています。
この注意書以外の記載方法は、国税庁からは公表されていないため、そこに書いていないことは自ら判断することになります。
『借入金及び支払利子の内訳書』の注意書は、下記のように記載されています。
この注意書きから読み取れる記入時の留意点としては、下記の項目が挙げられます。
【記入時の留意点】
・同一の借入先に対する利率が2以上ある
場合、「利率」欄には期末に近い時期にお
ける支払利子の利率を記入。
・外国法人又は非居住者からの借入は、
「所在地（住所）」欄に国外の所在地
（住所）を記入。
・借入先別期末現在高が50万円以上のものは
各別に記入し、その他は一括して記入。
※借入先が「役員、株主又は関係会社」の
ものは、50万円未満であっても全て各別
に記入
※期末現在高が無くても期中の支払利子額
（未払利子を含む）が3万円以上のもの
は、各別に記入
※記載すべき口数が100口を超える場合①
又は②の方法により記入してOK
①期末現在高の多額なものから100口
(100口目残額全てを一括して記入、
借入先が「役員、株主又は関係会社」
の
もの、期末現在高が無くても期中の
支払利子額（未払利子を含む）が3万円
以上のものも含めて100口となる
ように
記入)
②期末現在高を自社の支店又は事業所別
等で記入
(支店又は事業所等sの名称を「名称
（氏名）」欄に、「期末現在高」及び
「期中の支払利子額」欄にその支店
又は事業所等の合計金額を記入。
・同一の借入先に対する利率が2以上ある
場合、「利率」欄には期末に近い時期にお
ける支払利子の利率を記入。
・外国法人又は非居住者からの借入は、
「所在地（住所）」欄に国外の所在地
（住所）を記入。
・借入先別期末現在高が50万円以上のものは
各別に記入し、その他は一括して記入。
※借入先が「役員、株主又は関係会社」の
ものは、50万円未満であっても全て各別
に記入
※期末現在高が無くても期中の支払利子額
（未払利子を含む）が3万円以上のもの
は、各別に記入
※記載すべき口数が100口を超える場合①
又は②の方法により記入してOK
①期末現在高の多額なものから100口
(100口目残額全てを一括して記入、
借入先が「役員、株主又は関係会社」
の
もの、期末現在高が無くても期中の
支払利子額（未払利子を含む）が3万円
以上のものも含めて100口となる
ように
記入)
②期末現在高を自社の支店又は事業所別
等で記入
(支店又は事業所等sの名称を「名称
（氏名）」欄に、「期末現在高」及び
「期中の支払利子額」欄にその支店
又は事業所等の合計金額を記入。
『借入金及び支払利子の内訳書』は、期末借入金残高がある借入金、及び、期中支払利息が3万円以上の借入契約について記載します。
その明細は、原則として相手先別に区分して記載します。
ただし、記載すべき口数が100口を超える場合は、自社の支店又は事業所別等で記入することができます。
その明細は、原則として相手先別に区分して記載します。
ただし、記載すべき口数が100口を超える場合は、自社の支店又は事業所別等で記入することができます。
上記のことから、『借入金及び支払利子の内訳書』の記載例は、下記のようになります。
各入力項目の、記載内容は、下記のサマリーをご参照下さい。
| 記載項目 | 記載事項 |
|---|---|
|
借入先 名称(氏名) |
借入先の名称を記載 |
|
借入先 所在地（住所） |
借入先の所在地を記載 |
|
借入先 法人・代表者の関係 |
借入先と法人・代表者の関係を記載 |
|
期末現在高 |
決算時の残高を記載 |
|
期中の支払利子額 |
期中の借入にかかる支払利子額合計を記載 |
|
利率 |
借入の利率を記載 |
|
担保の内容 (物件の種類、数量、所在地等) |
担保がある場合、内容を記載 |
次のページでは、勘定科目内訳明細書(土地の売上高等の内訳書)の記載事項について具体的にご紹介します。
