共同研究の研究開発費の会計処理

Question
当社は他の企業と共同研究を行うことになりました。これにかかる研究開発費用は参画企業で均等に負担する契約ですが、実際の研究開発活動に関しては、当社が委託を受けて単独で行います。そのため、研究開発のための支出は一旦当社で支払、後から参画企業に請求する予定です。このようなケースの場合、発生した研究開発費はどのように会計処理すべきでしょうか?
【Answer】
共同研究の場合、研究に要した費用の内、自己の負担となる部分については研究開発費として処理します。

そのため、今回のケースのような場合、発生した研究開発費の内、自社が負担する部分については発生時に研究開発費として費用計上し、参画している他の企業が負担する部分については、支払時に未収金や仮払金として資産計上します。(研究開発費及びソフトウェアの会計処理に関するQ&A-Q4)
次のページでは、研究開発の結果得られる良品の試作品の会計処理について具体的にご紹介します。