会計仙人虎の巻

個人事業税の金額は、個人事業税の課税所得金額に、個人事業税の税率を掛けて算定します。

個人事業税の課税所得金額は、所得税の課税所得金額とは異なります。

まず、個人事業税の対象となる所得は、『事業所得』と『不動産所得』のみです。

さらに、これらの所得の中に、個人事業税課税対象外の業種の所得が含まれている場合、それは除外されます。

また、個人事業税には、青色申告特別控除の制度が無いため、上記の所得計算において控除されている場合は、青色申告特別控除額を所得の額に加算します。

事業専従者給与についても、所得税における金額と、個人事業税における金額が異なるため、調整します。

個人事業税額の各種控除については、『繰越控除』と『事業主控除』があり、該当の控除のみを所得からマイナスします。

『事業主控除』は、全ての個人事業税対象者が受けることができる控除で、控除額は業種にかかわらず290万円です。

ただし、年の途中で事業を始めた場合など、事業期間が1年未満であれば、控除額は上記のように月数に応じて決まります。

『繰越控除』は、赤字を翌年以降に繰り越して控除できるものです。

繰越控除の適用条件は、その損失の種類と青色申告の適用の有無によって、上記のとおり異なります。

税率については、業種の区分によって異なります。

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