資産除去債務の履行時期の見積り
資産除去の履行時期の見積りにあたっては、下記の点を勘案し、各企業のビジネスの実態を踏まえて判断します。
▶購入ではなく賃貸している理由
▶賃借している相手先の状況
▶全社あるいは拠点の過去・現在・将来見込みの業績や
過去の移転状況
▶外部環境が変化する中での移転の可能性
▶賃借している相手先の状況
▶全社あるいは拠点の過去・現在・将来見込みの業績や
過去の移転状況
▶外部環境が変化する中での移転の可能性
下記は、履行時期の見積りの一般的な具体例です。
状況 | 履行時期 |
---|---|
経営計画等で、〇年後の除去が決定している |
当該経営計画に基づく履行時期
※除去の具体的な内容は未定でもOK! |
外部との契約等により〇年後の除去が予定されている |
当該契約等に基づく履行時期
※除去の具体的な内容は未定でもOK! |
関連する有形固定資産が償却資産の場合 |
耐用年数経過完了時点
※経営計画や契約等で方針が決まっている場合は、 その方針に従う |
過去の実績で類似の有形固定資産の使用期間を見積もることが出来る場合 | 実績から見積もられた使用期間経過時点 |
次のページでは、資産除去債務の算定の際に使用する割引率について紹介します。