社債利息の会計処理
【社債利息の支払方法】
取扱金融機関にて支払期日到来済みの利札と交換に利息が支払われる
【社債利息の会計処理】
①利札と交換したもの
支払金額を社債利息として費用計上
※ただし、翌期以降に帰属するものは
前払社債利息(経過勘定)として計上
②支払期日到来済みだが利札が未提示のもの
社債利息とて費用認識し、相手勘定で
未払金(確定債務)を計上
③期末時点で支払期日未到来だが当期に
帰属するもの
社債利息とて費用認識し、相手勘定で未払
社債利息(経過勘定)を計上
取扱金融機関にて支払期日到来済みの利札と交換に利息が支払われる
【社債利息の会計処理】
①利札と交換したもの
支払金額を社債利息として費用計上
※ただし、翌期以降に帰属するものは
前払社債利息(経過勘定)として計上
②支払期日到来済みだが利札が未提示のもの
社債利息とて費用認識し、相手勘定で
未払金(確定債務)を計上
③期末時点で支払期日未到来だが当期に
帰属するもの
社債利息とて費用認識し、相手勘定で未払
社債利息(経過勘定)を計上
社債券には利札がついており、社債のクーポン利息は、支払期日が到来した利札と交換に、取扱金融機関を通じて支払われます。
利札と交換に支払った社債利息については、社債利息として当期に費用計上します。
ただし、支払済みの金額の内、翌期以降に帰属するものについては、前払社債利息として経過勘定計上します。
支払期日が到来したにもかかわらず、利札が未提示で交換されていないものについては、社債利息を費用計上し、相手勘定で確定債務としての未払金を計上します。
それに対して、期末時点で支払期日未到来だが当期に帰属するものについては、確定債務ではないため、社債利息とて費用認識し、相手勘定で未払社債利息(経過勘定)を計上します。
利札と交換に支払った社債利息については、社債利息として当期に費用計上します。
ただし、支払済みの金額の内、翌期以降に帰属するものについては、前払社債利息として経過勘定計上します。
支払期日が到来したにもかかわらず、利札が未提示で交換されていないものについては、社債利息を費用計上し、相手勘定で確定債務としての未払金を計上します。
それに対して、期末時点で支払期日未到来だが当期に帰属するものについては、確定債務ではないため、社債利息とて費用認識し、相手勘定で未払社債利息(経過勘定)を計上します。
下記では、社債のクーポン利息の会計処理について、具体例を使用してご紹介します。
| 前提条件 |
|---|
|
A社はX1年1月1日に下記の条件で社債を発行している。
・社債額面総額：100,000千円 ・社債発行価額：額面100円につき100円 ・償還期限：3年 ・年利5% ・利払日：6月末・12月末 ・X1年6月30日の利払日に期限到来済みの利札の2,500千円 の内、2,000千円が交換された ・A社の決算日は3月31日 |
【A社の会計処理】
① X1年3月31日(決算日)
① X1年3月31日(決算日)
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| 社債利息 1,250千円※1 | 未払社債利息 1,250千円※1 |
※1社債額面100,000千円×年利5％÷12カ月×3カ月
期末時点で支払期日未到来であるが、当期に帰属する社債利息を費用認識し、相手勘定で未払社債利息として経過勘定計上します。
② X1年4月1日(翌期首)
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| 未払社債利息 1,250千円※1 | 社債利息 1,250千円※1 |
※1前期経過勘定計上額
前期に計上した経過勘定を、戻入ます。
③ X1年6月30日(第1回利払期限到来時)
| 借方 | 貸方 |
|---|---|
| 社債利息 2,500千円※2 |
当座預金 2,000千円※3
未払金 500千円※4 |
※2期限到来済みの社債利息金額
※3利札と交換に支払った社債利息額
※4期限到来済みだが未だ交換されていない社債利息額
※3利札と交換に支払った社債利息額
※4期限到来済みだが未だ交換されていない社債利息額
期限到来済みの利札金額を、全額社債利息として費用計上します。相手勘定では、利札と交換して支払った金額を当座預金から減額し、未交換の利札分については、確定債務として未払金を負債計上します。
次のページでは、社債の期末貸借対照表価額について具体的にご紹介します。