他人振出小切手を受取り直ちに当座預金へ預け入れた場合の会計処理

【他人振出小切手を受取り直ちに当座預金へ預け入れた場合の会計処理】

当座預金勘定へ計上する

≪仕訳イメージ≫
(当座預金)XXX (売掛金)XXX
他人振出の小切手は、手元にあるうちは現金に準じて会計処理を行うため、『現金』勘定に計上します。 【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-現金10売掛金の回収として小切手を受け取った』
株式会社清文社
ただし、通常、小切手を受取った場合は現金化するために直ちに銀行へ預け入れます。

そのような場合、受取った小切手は『現金』勘定に計上することなく、直接、『当座預金』勘定に計上できます。 【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-預金24他人振出しの小切手を受け取り、直ちに預け入れた』
株式会社清文社
下記では、他人振出小切手を受取り直ちに当座預金へ預け入れた場合の会計処理について、具体例を使用してご紹介します。 【参考文献】
仰星監査法人(2023)『勘定科目別仕訳処理ハンドブック/Ⅰ流動資産-預金24他人振出しの小切手を受け取り、直ちに預け入れた』
株式会社清文社
前提条件
A社はX1年4月1日に売掛金の回収代金としてB社より小切手1,000千円を受け取り、直ちに、当座預金口座へ預け入れた。
【A社の会計処理】
① X1年4月1日(小切手受取&預入時)
借方 貸方
当座預金 1,000千円※1 売掛金 1,000千円※1
※1受け取り小切手の金額
受取った小切手の金額を当座預金に計上し、相手勘定で支払われた売掛金をマイナスします。
次のページでは、自己振出小切手を受取った場合の会計処理について具体的にご紹介します。