外資系企業の税務ってどんな仕事?

【税務の業務】
業務名 内容
法人税の確定申告 確定した決算を基に、法人税の確定申告書を作成し、所轄税務署に提出・納税。
住民税・事業税の確定申告 法人税額をもとに、法人都道府県民税用と法人市民税用の申告書を作成し、各都道府県税務署及び各市区町村に提出・納税。
消費税の確定申告 消費税の確定申告書を作成し、所轄税務署に提出・納税。
事業所税の申告 事業所税を算定し、申告・納税。
償却資産税・
固定資産税の申告
固定資産管理システムの登録情報をもとに、償却資産税・固定資産を算定し、申告・納税。
税務は企業が支払わなければならない各種税金の計算をするのが主な業務です。

主な税金の種類としては、法人税、法人住民税&事業税、消費税、事業所税、償却資産税&固定資産税の5種類が挙げられます。

特に法人税においては、大きな利益が出ると、多額の税金が課せられ資金繰りにも影響を及ぼしてしまいかねないため、合法の範囲内で税金対策を行うことも、税務担当者の重要な役割の一つです。
外資系企業においては、ほとんどの場合、税務を税理士法人等に外注しているケースが多いです。

ただし、一部の企業においては税務を内製化している場合もあります。

日本国内における税務については、国内事業会社と同様ですが、グローバル企業であるため、移転価格の業務やその他特殊な税務の業務が発生する場合もあり、外資系企業における税務は国際税務と深いかかわりを持ちながら行っていかなければなりません。
外資系企業の税務の収入水準は、会社によって異なりますが、一般的には役職別に下記のような報酬レンジとなっています。
【外資系企業の税務の年収水準】
役職 年収レンジ

スタッフ~シニアスタッフ

450~950万円

マネージャー

950~2,000万円
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