会計仙人虎の巻

FP&Aは、Financial Planning ＆ Analysisの略称で、外資系企業における管理会計の専門職です。

FP&Aの主な役割は、企業の業績予測及び計画の作成です。

具体的には、毎年の予算を作成し、期中においては実績と直近の状況を反映した最新の業績見通しを作成します。

さらに、中長期プランとして、３～５年の期間の長期経営計画などを作成します。

また、FP&Aは他部門に対してビジネスパートナーとしての役割を担っており、経費処理等の各種質問対応や、数字の試算等のサポートを行い、部門と協力しながら、業績の改善活動に取り組むこともあります。

会社で大きなプロジェクトがある場合には、Ｆｉｎａｎｃｅのスペシャリストとして参加し、数字面でのサポートを行います。

FP&Aの業務では、直接会計処理を行うことはありませんが、細かい会計のルールを理解していなければ対応できないことがあるため、会計的なバックグラウンドが必要になります。

また、他部門とのコミュニケーションが重要になるため、サポーティブな姿勢とオープンマインドを兼ね備えた人が適していると言えます。

FP&Aの収入水準は、会社によって異なりますが、一般的には役職別に下記のような報酬レンジとなっています。

次ページ
　総合系コンサルってどんな仕事？

前ページ
　ベンチャー企業の内部監査ってどんな仕事？