会計仙人虎の巻

監査法人とは、会計監査証明業務を主たる業務とする法人で、5名以上の公認会計士が共同で設立します。

日本の公認会計士や公認会計士合格者のほかに、ＵＳＣＰＡホルダーや、ＩＴ専門家、監査アシスタント等が勤務しています。

会計監査は、企業が作成した財務諸表が、法令や会計基準に則って適切に作成されているかチェックする仕事です。

独立の第三者である監査法人がチェックすることにより、株主や債権者等の企業の利害関係者を、会社の不正のリスクから守ります。

また、監査法人では会計監査業務の他にも、一部、会計アドバイザリー業務なども行っており、専門の部署があるケースもあります。

監査業務はチームで活動しており、監査アシスタンは監査チームに所属し、会計士資格がなくても行える業務全般を担当します。

企業で例えると、会計士が総合職なら、監査アシスタントは一般事務のイメージです。

具体的な業務としては、データ入力、チェック、検証、文書作成、校正、資料管理、ファイリング、提案資料作成、会議の日程調整、議事録作成、クライアントへの訪問準備、出張手配等が挙げられます。

クライアントへの訪問にも同行し、内勤と外勤は、半々くらいの比率です。

これらの業務を監査チームからの指示に従って行うため、基本的には会計知識は必要ありませんが、扱っている業務が会計の専門職に関わるものですので、会計知識がある方が有利であるといえます。

監査法人は決算期から2か月ほどが繁忙期であるため、日本企業の決算が集中する3月の少し前から5月ごろまでについては、残業や休日出勤が多くなります。

監査アシスタントの収入は法人や勤務歴によりますが、400万円前後が相場といわれています。

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