会計仙人虎の巻

監査法人も企業組織の一種であるため、通常の企業の管理部門である経理・財務・経営企画部門等が存在します。

またBig4系の監査法人の場合、外資系の組織文化が取り入れられているため、FP&Aの部門も存在いているようです。

非常に稀なケースではありますが、監査やアドバイザリー部門の公認会計士が、所属している部門の激務を理由に、このような同じ監査法人の管理部門に希望して異動するケースがあります。

専門部隊に勤務するよりも年収水準は下がってしまいますが、勤務地や会社が変わらず、企業の内情も知っているため、他企業への転職よりも、ハードルは低くなります。

また、若手世代においては、経理や財務の実務経験がないということが、他社への転職のハードルとなるケースも多いため、一度、社内異動で希望の職種を経験し、その後転職するという選択もできます。

もし、監査法人の激務に耐えかねている場合は、選択肢の一つとして検討してみるのもよいかもしれません。

次ページ
　海外の監査法人の監査人ってどんな仕事？

前ページ
　監査法人の監査アシスタントってどんな仕事？